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おそらくこの違いをはっきり言える方は数少ないと思います。
では、絵で見せるとわかりやすいかもしれません。
それでは、まず両者の間取り図を実際にご覧ください。
まず、手書き風間取り図です。

次にイラスト間取り図です。

両者の違い分かりますでしょうか。
実は制作過程が全くことなります。

では、下記に詳しく説明しましょう。

■手書き風間取り図■

イラストレーターというソフトで、普通の線で間取り図をトレースします。
ちょっと間取は違いますがこんな感じです。

ここまでは、よくある簡易間取り図ですね。
そこから、
①イラストレーターのエアブラシという機能を使って、すべての線を手書きっぽい線に一気に変えます。線を全部選択すると、ボタン一個で手書き風の線になります。
②あとは、色のグラデーションを使ってちょっとホワッとした雰囲気にします。
③そして、文字のフォントを手書き風のフォントにします。
これで、なんとなく手書き風になります。

つまり手書き風というのは、手書きっぽいという意味で、すべてコンピューター上で作業するので、実際に紙に絵を描いているわけではありません。

あくまでも、てがき「風」なんです。

■手書き間取り図■

名前のごとく、紙に手書きで間取り図の絵を描いていきます。イラストレーターという職業の方（絵描きさん）に書いてもらうわけです。

紙に手書きで書いていくので、基本的に一発勝負。修正があまり効かないと思っていただいて結構です。

ですので、事前の打ち合わせが必要ですし、１点ものですので、人によりますがお値段も数万円です。
この気合の入った間取り図は、間取りを見せたいのではなく、そこでの生活感も訴求したい。というときにとても有効です。

たとえば、

ベッド・・枕、布団、脱ぎっぱなしの洋服、
勉強机・・開きかけの本やペン
ダイニングテーブル・・食器がおいてあります
リビング・・テーブルの上にはたくさんのCD？カップも置いてありますね。
玄関・・色とりどりの沢山の靴がならんでいます。靴のコレクターですかね
トイレ・・トイレマットやトイレスリッパ
お風呂・・風呂桶までおいています。

さて、このおうちは、どんな家族構成で、どんな趣味を持った人が住んでいるんでしょうか・・・見ているだけで楽しくなります。

作業工程は
①どんな、テーマで（家族構成、どんな生活感を出したいか）書くのかの打ち合わせが必要です。
②下書き状態を見せて、そこで数回やり取りをします。
③小物も含めすべての要素が決まったら、色を塗っていきます。
④最後の仕上げは、PCに取り込んで作業します。
最終的にデータにしないと、チラシなどで使えないからです。

どうでしょう。全然ちがいませんか？

手書き風は、安い、早いが特徴ですが、あくまでも「風」です。細かい生活感までは出せません。

手書きは、時間がかかる、高い、でもプロの絵かきさんに書いてもらえる。

それぞれ良さがありますね。

何を伝えないのか、予算はどうするのか、納期はどうなのか、
その判断は、「その物件をどう売っていきたいのか。」
によると思いますので参考にしてもらえたらと思います。

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